クリニックでの外来化学療法のすすめ

がん関連

これまで、クリニックという場で本格的な抗がん剤治療やがん患者さんを専門的に診るという概念はなかったかと思います。後述する社会的意義を見据え、がん患者さんが気軽に立ち寄れる「かかりつけ医」として東京目白クリニックをご利用してくだされば幸いです。クリニックとはいっても、大学病院やがん専門病院の同水準もしくはそれ以上の治療を安全に行うことが可能です。

腫瘍内科とは

腫瘍とは一般的に「がん」のことを指すことがほとんどです。がんは、手術で治せる見込みがあるのであれば、腫瘍外科の役割ですが、すべてが手術で解決できる病気ではありません。状況によって、抗がん剤に代表される薬物療法や放射線治療、緩和ケアも包括的に必要になってきます。そのような場合、がん患者さんをしっかりと総合的かつ専門的に診ることができる診療科のことを腫瘍内科といいます。英語では「メディカル・オンコロジー」と呼びます。

外来化学療法とは

外来通院で行う抗がん剤治療のことを意味します。化学療法は英語では 「ケモセラピー」と言い、医療者はしばしば「ケモ」という言い方もします。昔から行われている古典的な抗がん剤 (殺細胞性薬剤) もあれば、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、ホルモン療法など全部ひっくるめて化学療法 (抗がん剤治療) として扱います。
では、なぜ外来で抗がん剤治療を行うのか、ご説明をしておく必要があります。抗がん剤は入院で行う治療だと思われている患者さんが少なくないからです。

欧米先進諸国では早くから、支持療法(副作用対策のための治療)の進歩の恩恵で、抗がん剤は外来通院で受ける治療として確立されています。ところが、国内ではまだまだ抗がん剤使用への不慣れから、医療者側の都合で入院を強いられるケースが少なくないようです。

とても重要なことは、がん患者さんにとって、「ご家族と共に過ごす時間」「病人として扱われない自由な時間」はかけがえのない大切な時間だということです。外来通院で可能な治療をあえて入院で行うことによって、そのような貴重な時間が奪われるのみならず、「自分らしく、がんと明るく共存」という、本来のがん治療の目標の足枷にもなり得ます。

仕事と治療の両立支援

また、通常のお仕事を続けながら、がん治療との両立を図っている患者さんにとって、入院より「外来化学療法」の方が望ましいと個人的には考えます。東京目白クリニックは、「治療と仕事の両立」支援にも積極的に取り組んでいます。

まとめると、病院で費やす時間をできるだけ少なくし、いつも通りの社会生活やご家族との日常生活を大事に送りながら、明るく抗がん剤治療を受けられる理念のもと、東京目白クリニックは安全かつ質の高い「外来化学療法」を実践しています。

専門医による化学療法と徹底した安全管理

東京目白クリニックは、日本臨床腫瘍学会が認定する腫瘍内科医(メディカル・オンコロジスト)としての専門性資格「がん薬物療法専門医」を有しています。さらには、専門医の育成・教育を担う「指導医」の資格も有していますので、どのようながん患者さんでも、安心して最善の治療を気軽に外来で受けることが可能です。

設備については、大学病院やがん専門病院でもまだ十分な設置が進んでいない、全排気型クラスII型タイプB2の安全キャビネットを配備し、抗がん剤調整(ミキシング)を厳格な安全性管理のもとで行っています。

もちろん、抗がん剤の副作用リスクは他の薬剤より顕著であることは間違いありません。だからこそ、抗がん剤がもたらす効果(利益)を最大化し、副作用リスクをできるだけ減じるよう、当クリニックは、豊富な治療経験と高い専門性をもって安全な治療に努めています。

一方で、予期せぬ重篤な有害事象(副作用)が出現したり、がんの進行のために入院治療が必要となるケースも出てくることはやむを得ません。その場合には、当クリニックと密な連携をとっている病院施設で対応させていただきます。

短い待ち時間で、がん専門病院や大学病院と同水準の治療が可能です

東京目白クリニックでは、大学病院のように、受付、採血、診察、治療開始までの長い待ち時間を要することはありません。クリニックの利を活かし、院内で迅速な血液検査診断のもと、受付から採血、診察までの待ち時間を極力減らすことに努めています。具体的には、来院してから治療開始までの待ち時間は、約30分程度を目安としています。

また、がん専門病院と同水準の化学療法(抗がん剤治療)を受けることも可能ですのでご安心ください。現在診てもらっている病院で受けている治療の途中からでも、継続した治療をお引き受けすることも可能ですので、待ち時間が長くて大きな精神的ストレスを抱えていたり、通院時間が長くて大変だと思われている患者さん・ご家族の方がいらっしゃいましたら、お気軽に当クリニックまでご相談ください。

どの領域のがん患者さんでも専門的に対応

どのようながん患者さんでも専門的な診療が可能ですので、ご安心ください。胃がん、大腸(結腸・直腸)がん、膵がん、胆道(胆管・胆のう)がん、肝がん、転移性肝がん、食道がんなどの消化器領域がんはもちろんのこと、実際、乳がん、肺がんの患者さんも多くいらっしゃいます。卵巣がんや子宮(頸部・体部)がんなどの婦人科領域がん、前立腺がん、膀胱がん、腎臓がんなどの泌尿器科領域がん、頭頸部領域がん、原発不明がん、神経内分泌腫瘍、GISTなどの患者さんにもしっかり対応いたします。

手術後の患者さんもしっかり対応

がんの手術のあとに抗がん剤治療が必要だと言われたものの、通院が大変な患者さんがいらっしゃいます。その場合、現在の主治医の先生と連携をとりながら手術後の抗がん剤治療を当クリニックで受けることが可能です。

また、がんの手術を過去に受けた患者さんの中で、何年か経過して手術を受けた病院から遠のいてしまっているが、今後も再発や新しい病気に対する不安・心配な患者さんがいらっしゃいます。あるいは、受けた手術の影響、後遺症でお悩みの患者さんもいらっしゃるはずです。その場合でも、当クリニックをかかりつけ医として、ぜひとも気軽にご利用ください。

大場 大

大場 大

東京目白クリニック院長 医学博士 外科学・腫瘍学・消化器病学の専門医。大学病院レベルと遜色のない高度な医療が安心して受けられるクリニック診療を実践しています。

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大場 大

大場 大

外科医 腫瘍内科医 医学博士     1999年 金沢大学医学部卒業後、同第二外科、がん研有明病院、東京大学医学部附属病院肝胆膵外科 助教を経て、2019年より順天堂大学医学部肝胆膵外科 非常勤講師を兼任。2021年 「がん・内視鏡・消化器」専門の 東京目白クリニック 院長に就任。これまでになかった社会的意義のある質の高いクリニックを目指す。書籍、メディア掲載、講演、論文業績多数。

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